色んな考えがあるんだなぁ

オフィシャルのコメントに、私がベルアイルのいいところ、と考えていた点を、悪いところと考えている人がいて、ある意味、感心。
何事も両面あるんだな、と考えさせられます。

大した戦利品も手に入らないわりに、敵を1匹倒すたびにいちいち解体するのは手間がかかりすぎる。それまでスピーディーな戦闘のMMOに慣れていたせいか、これが斬新を通り越して理解不能な程の面倒臭さだった。

これは、ゲームコンセプトの問題だと思ってます。
戦闘テンポ、戦闘時と非戦闘時のメリハリをつけると、私は好印象だった。

ボーダーでモンスター退治ミッションをしている時のこと、解体が面倒なので死体を放置して狩っていたら周囲から「解体しろ!」と強く迫られた。仕方なく解体していったが戦利品はほとんど金にならない獣の毛数本だけだった。

解体推奨委員会として、「湧き直し推進の為に解体しましょう」と看板出して歩くことは脅迫になっていたのだろうか。
確かに、ウザいに間違いないんだけど、ダーティハウンドは戦闘職のお手軽なお金稼ぎの為に、犬が足りなくて湧き待ちになっていた。
湧き待ちが少ない、奪い合いカーニバルが発生しにくい、というのがベルアイルのいいとこだと思ってるのに、「ざかざか倒すだけ、他の人が湧き待ちになっても私は知らん」というのは、如何なものか。
 
この辺、「解体しないと沸きなおしが起きない」というシステムが原因で、改善するなら、解体推奨委員会の活動より、システムの方なんだけど。
これこそが、ダンジョン内では面白い選択を迫る話になっていて、

敵がガンガン湧きまくるダンジョンでの戦いでは、あの遅い解体動作のせいで戦利品を諦めるか殴られながら解体するかの二択を何度も迫られた。

そのとおり、戦利品狙いでダンジョンに行くなら、一人で出かけるのは危険。
逆に、ダンジョンでは、湧き直し防ぐ為に解体しない、という道もある訳で。
これも、ベルアイルの面白い点だと思ってて、一人で歩けるダンジョンがない=ダメなとこ、というのは、βテストに過ぎない点を考慮すると、キツすぎる評価ではなかろうか。
 
いよいよ嫌なら、HPが増えて、モンスターがノンアクティブ化するまで、ダンジョンに入らなければいい。
ストーンスケイルがノンアクティブ化するのは、学校の助けがなければ非常に困難だとは思うが、そういう道もあった訳です。
 

それでもやはり苦労して倒した強敵の解体が失敗するとイヤになる事も。解体動作を強いるなら、それなりのドロップ品を用意してくれといつも思っていた。

それはそう思う。キラーパインのような植物系以外は、強さと戦果が比例してなかったですから。
ここは、単純に強い敵の戦利品は高額で売れる、という単純な解決をして「強い奴=お金持ち」と直結しない、エレガントな修正を開発陣には求めます。
生活と冒険のメリハリをつけてほしいのよ。別に冒険で赤字になっても構わない、生活でお金稼ぎすればいい、ってのも、私は「生活感」の一つだと思ってるから。
 

解体スキル占めるスキルポイントの圧迫がキツかった。後半では完全に解体は捨てて(0まで落して)やっていた。

これこそ、スキル制が誇る、多様な個性演出の可能性というものじゃないかな?
そもそも、ベルアイルはソロで何もかも出来る、というコンセプトのゲームじゃないんです。
 

オープンβ開始の時には大量に居た新規参入者の大半はベルアイルの良さがわかる前にやめてしまっていた。戦闘動作(解体まで含む)のモッサリ感が大きな原因の一つだったことは否めない。

多くの人が、スピーディーな戦闘のMMOに慣れていて、ベルアイルのようなスローゲームがやってられんかったんじゃないかな、と思う。
けど、それはそれで仕方ない話じゃないかなぁ、と思ってたりもする。万人に受けるシステムってのは、MMORPGではあり得ないと思う。せいぜい、MORPGが限界なんじゃないかな、と。
開発側からしたら、大問題なんだろうけど・・・難しい問題だね。
 

いちいちUOを引き合いに出して語るのはやめてくれ。

昔書いたので、繰り返さない。
 
付け加えると、UOEverQuestに詰められていた要素は膨大すぎて、ほんと、以降のMMORPGは、EQとUOを基準に語る羽目になる。
ただ、そんな昔のゲームは知らない、という人もいるだろうし、ラグナロクオンラインFFXIを基準に語らねばならない、とは思ってる。UO以外のゲームの話が出てくるのが少ないのは、EQやROやFFXIがレベル制というとこが大きいんだと思ってるし、なにより、「生活感」に共通点を感じるから、と思ってる。
 
純粋にベルアイルとしてはどうか、という話をするのは本当に難しい。偉大な前例がある以上、どうしても、引っ張ってしまう。知ってることを知らないように書くのは難しい。
この人も「スピーディーな戦闘のMMO」を基準に話をしているように、私はUOやEQを基準に話してしまう。ただ、それだけ。