終わりと続き

ボスに三戦。三敗。
 
コレはダメだ、と各層のボスとFOEを撫で斬りにして、手にしてなかったDropアイテムを集めて回る。
 
レベルを2つぐらい稼いで、再戦。
敵側の先制攻撃で、後衛二人が倒されるという、最悪のパターンで開始したものの。

R 「頭を封印! 振り切られても、何度でも封じ直してやるさ」
カイ「医療防御展開! 防御陣形もあわされば、攻撃はろくろく通りません!」
はぴ「火炎の術式! これは勝てる! 」
レイ「もう、TP残ってないぞ!」
マギ「スタンクラッシュ……これで。何もかも、全部、終わりっっ!!」
 
 
マギ「シリカさぁ。これなに」
シリ「見てのとおり」
マギ「看板に『アドルワルト御用達』ってつけんならさぁ。これ、もう少し安くなんない?」
シリ「ダメダメ。シルフィードベストも、呪詛の鎖も、一品物同然なんだから。だいたい、キミ達のメインパーティ、レンジャーも、カオスメーカーもいないでしょ」
マギ「じゃ、ドヴェルクの魔剣、安くしてよ。ラスボス戦の直前にバーサーカーメイル買い取って、お金がないんだ」
シリ「……なんで、そんなに、装備を欲しがってるのかな?」
マギ「……そりゃ、いい装備は欲しがるさ」
シリ「なんで、迷宮の底まで降りきった人が、エトリアから出て行くとか、先の話をしないのかな?」
マギ「なに、シリカ。あんた、私らを追い出したい訳?」
 
シリ「ボク、知ってんだー」
マギ「……何を?」
 
シリ「最下層。降り口、みつけたんでしょ?」

 
ゲームクリア!
でも、終わらないっ!