ここまで、何を審議してきたのだろう

続きが掲載されたので、再掲。
 
「ダビング10」はコピーワンスの緩和かITmedia
「四方一両損」を目指した議論は何故、ねじれたのかITmedia
ダビング10の向こうに光は見えるのか(ITmedia)
 
まず。
これ、対談なんだろうか。司会の津田氏が、(この対談は9月収録なので、この後に設立される)MIAU寄りの立場で状況説明をしてるから、座談会のような。
 
それはそれとして。
 
えーと。何が悪いんだっけ……? そもそも、構造的に、ダメダメなのか?
なんか、それぞれが主張して、誰も納得しないとこで折り合いがついているという結論のような……保証金制度に注目するなら、保証金制度があるから四方が納得してるんだ、というのは無理がある気がするけど。
 
ただ、電波の周波数帯を有効利用するには……近隣国との電波干渉を避ける為には、もうデジタル化するしかない、という至上命題があって。
この命題を前にすると、ハイビジョンになるから画質が上がるよ、とか、どうでもよくて。
同様に、コピーワンスなのか、コピーフリーなのか、なんてのも、どうでもよい気はするんだけどな、というのは、完全に総務省よりの意見だなぁ……。
 
でも、JEITAや放送局側の代表も連れてきて話聞かないと、何がなにやら、って気がして、何も判断できない気がする。
 
(追記)
「どうでもよい気はするんだけどな」を一歩進めて、完全にデジタル化とコピーガードの話を切り離すと。

  • 地上波のデジタル放送化は、送信帯域削減の問題だから移行はやむなし
  • ダビング10 対応レコーダーが、アナログ出力をコピーフリーとするのなら、もうデジタル出力なんてやらない
  • 今後も、アナログ出力させたデータを、ネットとオークションにばら撒くだけ。ハイビジョンなんて誰も望んでない

という……「誰が」「何のために」デジタル録画のコピーガードの話をしていたのか、全く訳が分からないことになるんじゃないのかな、という気がしてならない。