約1年半ぶりに、このタグで記事書くなぁ。
社団法人化されてから、全く支援できてないので、書くのが憚られていたのもあるんだけど。
リアルでネットマナーについて、話にあがったので。
一般社団法人MIAU。「Movements for Internet Active Users」の略。
日本語名は「インターネットユーザー協会」。
設立趣旨は
ネットワークの自由には価値がある。
ネットワークの自由は古い制度に縛られている。
ネットワークの自由を主張し擁護する組織的主体がない。
だから作ることにした。
それがMIAUだ。
てことで、「ユーザー代表がいないから」という理由で、ユーザー無視、あるいは、既得権益を保持した団体だけで集まって法制化を進める政府に対して「待った」をかける為に発足した組織。
で。
今の組織概要には、「インターネット社会におけるユーザーに求められる情報リテラシー向上のための運動も行う」ってのもある。
インターネットは自由なんだけど、自由すぎる。
リテラシー教育を早いうちから、それこそ、小学生のうちからやんないと、悪意の犠牲になったり、あるいは、知らないうちに悪意に加担することになる。
いくら自由だからって、嘘とジョークとマジレスの区別どころか、善悪の区別すらつかず、やれ反抗期だ、やれ厨二病・高二病カッコイイって連中に、人類の悪意そのものを見せるのは、そりゃどうよ、と。
ネタをマジウケすれば、心が歪むのは仕方ないんじゃないかと。
でも、配信する側を規制するだけで解決すると思うのは、さすがに理想論すぎる。
麻薬の売人は、どんなに頑張ってもゼロには出来ない。悪意はどこにだって転がっている。
だから、麻薬に対してNoと言える知識をつけさせることも、一方で必要だ。
草の根BBSとか、Nifty・PC-VANとかのインターネット開闢前の時代に、それこそ、叩き・叩かれて、ネチケットなどという造語まで作って暗黙の了解をコンサンセスしてきたユーザー達なら、誰もが身に染みて痛感してることを、「如何にして」次世代に伝えるか。
これが課題になっていた。
この件で。
先月末、MIAUが練ってたネットリテラシー教育の教材がUpdateされたので、今日は、このことについて紹介しとこうかと。
ネットリテラシ読本Ver1.3(全6セクション)を公開します(MIAU)
“ネット”と上手く付き合うために [Version 1.3] (ZIP:約17.7MB)
「“ネット”と上手く付き合うために」
- ネットは匿名ではありません
- メール、つらくなってない?
- ネットの情報は誰のもの?
- ネットでの議論の仕方
- 自分の権利・他人の権利
- 自分を守る・他人を守る
各章には、指導要領がついてますので、あまりインターネットに詳しくない親御さんにも理解しやすくなっています。
インターネットを使ってると、すぐ傍に忍び寄ってくる悪意にも丁寧に解説が入っています。
教材と言う面では、ワークシートもついてるので、グループ討論なんかにも便利ですね。
って言うか。
インターネットやってる奴は、小学生じゃなくても読め。
1章から6章まで、どの章を取り上げても、分かってない奴が多すぎる。
てことで、他山の石、という意味も兼ねて、ぜひ読んでみてください。