今度は人体に関するウィルス

口蹄疫の話じゃないんだけど。
 
手足口病 乳幼児を中心に増加(NHKニュース)

5月15日 4時8分
手足や口などに発しんができる「手足口病」の患者が、小さな子どもを中心に、この時期としては過去11年間で最も多くなっていることから、国立感染症研究所は注意を呼びかけています。
手足口病は、乳幼児を中心に、手や足、口の中などに発しんができる感染症で、毎年これから夏にかけて流行します。国立感染症研究所によりますと、ことしは西日本を中心に患者が増加し、この時期としては過去11年間で最も多く患者が報告され、大流行の兆しが見られています。特に、原因となるウイルスのうち、髄膜炎脳炎などを起こすおそれのある「エンテロウイルス71」による感染が目立っているということです。このため、全国で最も患者の報告が多い愛媛県松山市では、保育所に通う子どもの保護者に、予防策を書いた紙を配り、注意を呼びかけています。手足口病は、くしゃみなどの飛まつやウイルスが付いた手などを通じて感染するため、手洗いの徹底やおむつの取り扱いに注意することが大切です。国立感染症研究所の安井良則主任研究官は「手足口病は、多くは軽い症状で終わるが、ことしは髄膜炎脳炎を起こすウイルスが広がっているため、特に、高熱や吐き気、頭痛などの症状が出たら、重症化を防ぐため早めに受診してほしい」と話しています。

手足口病、今年は春から流行 ここ10年で患者数最多朝日新聞

2010年5月16日9時31分
乳幼児を中心に夏に流行することが知られている手足口病が、今年は春から流行している。国立感染症研究所によると、全国にある定点1医療機関あたりの1週間(4月26日〜5月2日)の患者数は0.84で、ここ10年の同時期では最も高い。原因になるエンテロウイルスの種類によっては重症になりやすいという。
手足口病は、手のひらや足の裏、口の粘膜に2〜3ミリの水疱(すいほう)ができる。感染研は症状があれば早めの受診と経過観察を呼びかけている。
飛沫(ひまつ)や接触、便などから感染し、主に5歳ぐらいまでにかかる。ウイルスは数種類あるが今年の患者は「71型」が多い。この種類は、脳炎髄膜炎などの合併症を起こす率が高く、中国では一昨年と昨年、大勢の幼児が死亡し問題になった。厚生労働省によると、国内では、2000年に3人が死亡している。
定点医療機関あたりの患者報告は西日本が多い。愛媛(7.92)、福井(3.64)と続く。
愛媛県大洲市の「ごとう小児科」は3月はじめから手足口病の患者が目立ち始め、4月半ばには1週間で約30人を診察した。院長の後藤悟志さんは「軽い症状で済む子どもばかりで良かったが、市外へも流行が広がっている。なぜこの時期なのかわからない」と話す。(熊井洋美)

手足口病 広島市内で流行中国新聞

'10/5/11
広島市内で、主に乳幼児の口の粘膜や手足に発疹(ほっしん)ができる手足口病が流行している。最新の1週間の定点患者数は、同時期の過去5年平均(0・66人)の約7倍に上った。市は、手洗いやうがいによる予防を呼び掛けている。
4月26〜5月2日の定点医療機関当たりの患者報告数は4・42人となり、国の警戒基準である5・0人に迫っている。市衛生研究所の片岡真喜夫専門員は「例年夏に患者が増えるが、この時期にこれだけ多いのは珍しい。大流行の心配もある」と警戒している。
手足口病は、さまざまな型を持つエンテロウイルス(EV)が原因となる。せきやくしゃみ、排せつ物から感染する。口内や手足に2〜5ミリの水疱(すいほう)性の発疹が現れ、通常は特別な治療をしなくても1週間程度で回復する。
ただ、まれに高熱や頭痛、吐き気を伴う場合、髄膜炎などの中枢神経の合併症を引き起こす可能性があり、注意が必要。

感染症発生動向調査 週報国立感染症研究所

手足口病の定点当たり報告数は第13週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では愛媛県(7.2)、鹿児島県(3.5)、広島県(3.2)、福井県(2.8)が多い。

 
どうせ政府は何もしない、どころか、子供手当てを配って仕事した気になって、「手足口病? 配った子ども手当てから治療費出せばいいんじゃないの?」とか言い出すと思うので。
自衛してください。
 
「でも、手足口病なんて」と油断するのは危険ですよ。
ちょっとキナ臭い話がある。
  
中国衛生部:手足口病の感染急増、260人死亡大紀元日本語ウェブ)

大紀元日本5月8日】中国衛生部関係責任者が7日、国内メディアに対して、手足口病の感染状況は4月に急増、例年より早くピーク時期を迎えたと発表。5月4日までの感染者数42・7万人、死者260人、重症患者5454人が報告された。昨年より感染者と死者の数とも急増、また、4月1ヶ月間の感染者と死者の数とも、1月から3月までの合計の倍に増えた。感染は更に深刻になる見込みという。
衛生部疾病コントロールセンターの肖東楼副局長によると、4月末から5月現在まで発病の速度は早くなり、感染地域にも変化が見られた。08年の安徽省、09年の河南省から、今年の発生地は広東省と広西省に集中しているという。
感染状況が最も深刻な広西自治区では、全州県だけでも4月15日までに13人の死亡が報告された。広西自治区衛生庁関係者によると、今年の発病状況は歴史上最も深刻で、時期も例年より1ヶ月以上早まったという。全州県人民病院の関係者は、今年のウイルスはこれまでのものと違い、悪化するスピードが速く、発病から3日後に死亡するケースも観察されており、重症患者の場合、早ければ30分、遅くても7時間以内で死亡すると話した
一方、東北部の吉林省長春市でも、感染が拡大している。市政府公式サイトの情報によると、現在長春市の感染者数は326人に上り、去年同期比93・93%の上昇。長春市の79の幼稚園や小学校で感染者が観測され、21校が閉鎖され、感染者が出た小学校では一部のクラスが授業を停止したという。また、今年は、感染しにくいとされている大人への感染も特徴的で、家族間での集中感染も多数出ているという。
大紀元日本語ウェブ翻訳編集チーム)
(10/05/08 12:18)

もちろん、中国とは環境も違うし、同じウィルスが感染拡大したかは分かりません。
それでも日本でも、過去には死亡例があります。
楽観はしないでください。