Wii Uがスゲェ

Wii U
 

新コントローラは、6.2インチ、16:9のタッチスクリーンとおなじみのボタンコントローラが合体したものであり、2つのスライドパッドがついている。
この充電式のコントローラには電源ボタン、HOMEボタン、十字ボタン、A/B/X/Yボタン、L/Rボタン、ZL/ZRボタンがついている。また、加速度計、ジャイロセンサー、振動機能、カメラ、マイク、スピーカー、センサー部、タッチペンを備えている。

多分ね。
ここは凄くない。今更。
 
だって、任天堂は、「ゼルダの伝説 4つの剣+」で、ゲームキューブゲームボーイアドバンスド連携をやってたんだから。
3DSという携帯ゲーム機をリリースしているんだから。
 
ただ、「枯れた技術の水平思考」から考えると、6.2インチ液晶は鋭い。
これ「PS Vitaが5インチだから、それより大きく」とか、そんな下らない理由が先に来たとは思えない。
「カーナビとか、ポータブルDVD向けに、主流なのが6.2インチだから」というコスト意識が先なのは間違いない。
 

新ハードはWiiのゲームとの後方互換性がある。

ここは地味に凄いけど、大したことじゃない。
 

内蔵フラッシュメモリに加え、SDメモリーカードや外付けUSBハードディスクドライブを利用することで容量を拡張することができる。
4つのUSB 2.0端子を備えている。

ここが凄い。
技術的には一番凄くないんだけど。
 
思い浮かべてみよう。
 
Web接続のできる本体に、外付けUSBハードディスクドライブを繋いで。
6.2インチのタッチスクリーンがついてるワイヤレス端末から操作できる。
必要に応じて、本体のそばのモニターをつければ、大画面での操作も可能。
 
これ、クラウドコンピューティングじゃないか。
あるいは、ホームサーバーそのものじゃないか。
ユビキタスソリューションの一角だよ。
 
かつて、久多良木氏が目指して、MSが必至に構築しようとしている世界を一足先に実現。
しかも、WindowsWindows Phone、Xbox360という囲い込みから、全く独立して。
にも関わらず、ニュース・天気予報の配信とか、「いつのまに通信」とか、WiiとDS連携とか、その辺の周辺技術を任天堂実装済
 
隙があるとすれば、この新型コントローラ、どうも本体に1個しか繋がらないっぽいことかな?
複数台接続できない、って「Wiiリモコンは追加で4台も繋がるのに、そんなバカな」とは思うけど、現時点では出来そうにないんだよね。
 
Wii Uは、ゲーム機の枠を完全に飛び越えるポテンシャルを持った化け物にしか見えない。
IT技術者の夢が詰まってる。
 
今回のカンファレンス、MSは、Kinectを押しまくって、任天堂のユーザーを奪おうと躍起になってた気がするけど。
Wii Uのセットボックス作ったら、任天堂はMSのゲーム部門ではなく、MSの本体相手に立ち回れるぞ、これ。
 
ただ、任天堂は「異業種には絶対手を出すな」という前社長の社訓があって、ゲーム屋に留まるかもしれない。
この辺、どう考えてんだろうなぁ。