裁縫Lv34が調子に乗って語る、裁縫のコツ講座

(後日追記)改定版を書きました。
 
ドラクエ10の続き。
WiiU版発売前日記念。「裁縫Lv35が」と言えればよかったんですが、まだLvUpに7000expほど残ってます。
 
、あるいは、そのまた昔、裁縫講座みたいなこと書いたのですが、未だに「ドラクエ10 裁縫 コツ」で検索して、このBlogに来る人が多い上。
WiiU版が発売されることだし、今日時点という前置きの上で、ドラクエ10の裁縫のコツのようなもの書き直してみます。
 
注:ネトゲなんで、細かいトコは、すぐ風化するから、読む時に気をつけてね。

1.★の多い裁縫製品の作り方

まず、裁縫Lv27まで上げましょう。
 
「え、いきなり、何言ってんの、この人」「裁縫始める前から、こんなこと要求する?!」と思われるかもしれませんが。
裁縫のコツ、なんてワードで検索してくるってことは、「どうやったら、★3が量産できるのか」を知りたい訳でしょ?
 
では、いきなり、その「核心」を説明しますと。
 
、書いたように、裁縫製品の各エリアのHPは実は決まっていて、各エリアの縫いすぎ・縫い残しの差分合計が、★の数に直結します。
また、黄色状態になって縫い終わったように見えるエリアも±4程度の遊びがある為、一見完成しているように見えるエリアでも、実際は、HPがまだ残ってたり、実は縫いすぎだったりします。
 
だから、縫うたびに何HP削ったかをイチイチ控えといて、各エリアの残りHPを算出しておけば。
最終段階で、縫いパワー弱の「かげん縫い」「糸ほぐし」で、更に品質を高めることが出来る訳です。
 
冒頭で言ったLv27というのは、「糸ほぐし」を覚えるレベルで。
やりなおしぬきで、★の多い品はなかなか狙うのは難しいから、そう書きました。
もちろん、「糸ほぐし」なしでも、★を増やす努力は出来ます。理論はいつでも通用します。
 
では、肝心な話。
各裁縫製品の各エリアのHPが一体いくらなのか……という点は、ごめんなさい、このBlogでは公開したくありません。
各々の裁縫職人が調べることを強くオススメします。
 
……ググれば出てくる?
それでもいいですけど、スタートダッシュが大事なMMORPGで、新しい裁縫製品が実装された時、誰かがHPを公開してくれるまで、じっと待ち続けるんですか?
HPを探る技術は身につけておくといいですよ?
 
なお、このHP管理をきっちりやってると、(★1も混ざるかもしれませんが)★2はたやすく作れます。
但し、数値調整を考慮せずに適当に縫って、なお、集中力が50ぐらい残ってること(+裁縫Lv27)が求められます。
「普通に縫ってるだけで、集中力が足りないよ!」って人は、裁縫レベルをあげるか、より品質のいい針を使って、集中力を増やしてください。
 
問題は★3です。
たとえ、ダメージを数えながら縫う技術があっても、なお運が絡みます。
というのも、縫いパワー弱の「かげん縫い」「糸ほぐし」は3〜5でプラスマイナスしてしまうので、HPが残り1とかになると、集中力を相当無駄にしないと、0に出来ないからです。

2.バザーで買って、バザーで売る

材料はバザーで買ってきて、作った製品もバザーで売る。
バザーで売ることは、誰かに錬金してもらって、更に誰か装備してもらうことで、「評判」をあげる事にも繋がります。
 
重要なのは、5カ国+レンドア&ラッカランの6カ所で、バザーは独立している、ということ。
ジュレットでは裁縫材料が高くなりがちで(ギルドで依頼品作成中の裁縫職人が買うから)、裁縫製品が安くなりがちです(ギルドの裁縫施設で製品作った職人が出品するから)。
手を抜かず、各国のバザーを渡り歩いて相場を調べましょう。
 
製品を売る時ですが、現在は冒険者の広場で6つのバザー価格の横断検索するやり方も広く知られている為、どこに出品してても、錬金職人が買いに来ることがあります。
なので、わざわざレンダーシアバザーに出品しなくても、裁縫ギルドのお膝元ジュレットバザー or 最大人口のグレンバザーで売ってもいいのかなぁ、とは感じてます。
 
また、「手間が楽だから」と同じ物を複数作って、一度に同じバザーに流すのは、私は感心しません。
これをやると、バザーのシステム上、自分自身が商売敵になるし、他の人に10Gだけ下げた値で販売されると、ぶっちゃけ売り上げが全く手に入らないこともありえます。
なにより、赤字仕事の人の出品が邪魔してくるリスクを、出来る限り避けたいとこです。
赤字販売を避けるという条件の上であれば、限られたバザー出品枠の回転が速くする為にも、色んな部位・色んな種類の製品を販売する方がいいです。
 
逆に素材を買う時の注意ですが、今は、店買い価格が表示されるようになりました。
店買い価格以上の素材をバザーで買うのはやめましょう。
「そんなこといっても、ぶどうエキスなんて、ジュレットに売ってないよぉ」って方。オルフェアの酒場前とか、カミハルムイ北とかの素材屋を訪れてみましょう。
もちろん、「バザーのみ」と表示されてる素材は、6箇所のバザーを見て回って、相場を覚えるしかないですね。
 
自分で拾ってくる、と言うのは、その素材が高確率で湧く場所(キラキラの場所とか、街中の樽とか)を知らないと難しいです。
でも、逆に言えば、その場所を探すのも、冒険者だと思います。
 
それと、針も店買いせず、道具鍛冶職人から買いましょう。
これも、銅針で200G以上のものを買う義理は、ほとんどありません。
鉄なら800Gですけど、さすがに鉄針800Gでバザーに出してる人は見たことないですねぇ。

3.原価計算する

拾ってきた素材の価格は原価はゼロ、と考えないと、やってらんない(=素材を加工せずにバザー売りした方が儲かる)という悲しい話が罷り通っているのが、裁縫職人なのは間違いないんですが。
せめて、原価割れでの販売は避けましょう。
職人経験値を稼ぐ手段として大量生産、もったいないから捨て値でバザー出品、というのもアリはアリですが、トータルでは職人の寿命を縮めてるだけです。
 
ちなみに、Lv28装備までは★2品作れば、とりあえず利益は出ます(出ないのもありますからね?)。
Lv35/42装備は、★2品は失敗作扱いで、ほぼ赤字です。★3が求められます。
Lv50/60装備まで来ると、★2品でも利益が出る部位もありますが、★1を作ってしまった時のリスクをカバーしきれません。基本、儲けが出すには★3を作る必要があります。

4.レシピの入手

裁縫ギルドで店売りされていないレシピについてまとめます。
作るのに、裁縫レベル30以上を要求されるものもありますので、大金を払う時は、その点に気をつけてください。
 
カンフー装備を初めとするLv28装備のレシピは、ギルドの2階と、ガートラントの街と、アルウェの別荘の本棚を全て調べてれば見つかります。
けんぽうぎを初めとするLv35装備のレシピは、この世の全てのモンスターのレアアイテムを、盗賊の「みやぶる」を使って確認して下さい……でも、最近は安値でバザーに出品されてます。
Lv42装備は、1つを除いてメギストリスの6万Gレシピです。その1つってのが、水のはごろもシリーズなのですが、これはモンスターのレアアイテムです……これも、最近、バザーでは安くなりました。
Lv50装備は、1つを除いて小さなメダルと交換します。これも、バザーで売ってますので、60000G前後とメダル30 or 35枚、どっちが稼ぐのが楽か、という選択の上で入手するといいでしょう。
Lv50装備の最後の一つは、やはりモンスターのレアアイテムですが、バザーでレシピ買うことを考えましょう。作成難易度と比べると、ムチャクチャ安い値がついてるんで。
Lv60装備は、全て小さなメダルと交換します。ぶっちゃけ、メダル40枚と引き換えにするなら、バザーで買ったのが安上がりな気もします。
 
ちなみにLv50/60装備は、5色のオーブのいずれかを必ず使います。
オーブを入手できる戦力か、バザーでオーブを買える財力がなければ、作ることは適いません。
それを踏まえて、レシピ入手を見合わせるのも賢明でしょう。
 
ハウジングアイテムは私も把握できていないものがあるので、省略で。
でも、私は、Ver1.3までの家具レシピは、全部、バザーで買いました。Lv42以降のレシピに比べれば全然安いので。

5.裁縫自体のコツ

麻の糸を材料にしている頃は「普通」の裁縫パワーで一箇所ずつ縫っていけば、終わるのですが。
コットン辺りから、同じエリアを何度も縫う必要があります。
 
ものの考え方は以下。
 

  • 「最強」で削って、「弱い」で整える。

これだけなら、当たり前の話ですが。
裁縫Lv21で「精神統一」を覚えると世界が変わります。
 
大抵、高レベルの裁縫製品だと、「普通」「最強」「普通」……みたいな縫いパワーの配列になってると思いますが。
この2ターン目の「最強」(あるいは「強」)で精神集中して、HPをがっつり削ります。
 

  • 集中力の節約

上の方でも書きましたが、全エリアが黄色になるぐらいのタイミングで、50以上の集中力が残っていない時点で、★3を目指すのは諦め気味です。
というのも、最後の数値調整が出来ないからです。欲を言えば、66ぐらい残したいとこです。
 
通常の「ぬう」は集中力消費は5です。
裁縫特技の「よこぬい」「滝のぼり」は、2箇所縫って消費8です。
さらに「水平ぬい」「大滝のぼり」は、3箇所縫って消費10です。
そういう目で見ると、「2倍ぬい」は2回縫って消費9。「3倍ぬい」は3回で消費12です。
 
そりゃ、集中力消費の少ない「水平ぬい」「大滝のぼり」を活用していくべきです。
 
見落としやすいのは、「たすきぬい」でしょう。2箇所縫って消費7です。
「逆たすきぬい」を覚えると、4箇所縫って消費14になります。
高レベルの製品は、素材HPが多い為、「よこぬい」×2と、「たすきぬい」+「逆たすきぬい」の差はバカにできなくなるので、活用しましょう。
 
でも。
本当の意味で集中力の節約を考えるのであれば。
★3を狙うのであれば。
 
「如何に終盤の数値調整の回数を減らすか」がキーとなります。
前半、たすきぬいで、調子よく縫っていても、終盤で「弱い」の「かげんぬい」「糸ほぐし」を繰り返していたのでは、何の意味もありません。
「精神集中」中に、再度「精神集中」して、「弱い」で縫える回数を増やすなんてのは、無駄そのもの。
むしろ、途中で通常縫い×2回を使ってでも、きっちり数値を揃える事を心がけた方が、トータルで集中力節約になることもあります。
 
★3を作ろうと頑張ると、裁縫は「パズル」になります。
経験を積んで、それぞれの製品で、最適の縫い方を探してください。 

  • 「かいしん」の効果と「ねらいぬい」の価値

「かいしん」は、「通常の2倍削る」「決して縫いすぎない(どんなに強く縫っても残HPゼロで止まる)」というもので。
前者の効果は集中力の余剰を作りますし、後者の効果は★の数の増加に繋がるので、自然に発生する分には大歓迎なのですが。
 
ねらいぬいは、1エリアしか縫えないので、わざわざ「かいしん」狙って「ねらいぬい」をする価値は、ほぼないです。
集中力が余ってしょうがないレベルでしか、使う義理はないです。

  • 再生布、虹布、Lv50/60装備

Lv28から、緑地だったり、虹色だったりする布を縫うことになります。
 
再生布は、4ターンに1度ほど、布が12〜16ほど再生します。
「普通」1回分ほどのロスになる訳です。
でも、裁縫において、最大の集中力消費は、終盤の数値調整で使う「糸ほぐし」な訳です。
だったら、「あえて縫いすぎて」「再生布の効果で戻し、数値を揃える」って戦略もありな訳です。アドリブ効かせましょう。
 
虹色は、4ターン目に集中力半減、8ターン目に集中力1.5倍でかいしん率2倍、というのが繰り返される布です。
こっちは……ごめん、先日以来、大敗続きなので、私も教えを請いたいぐらいなので、説明しません。
集中力消費1.5倍ってどう考えても罠だろ。
 
Lv50とかLv60装備では、縫いパワーが「?」と表示されているターンがあります。
これは、縫う直前に「弱」〜「最強」あるいは「会心x2(縫いパワー自体は「普通」)」の中から、ランダムに決定されます。
つまり、最終の調整段階で「最強」とかを引き当てることもありえます。
ぶっちゃけ、Lv50/60装備を作る上で、このランダム性は洒落になってません。覚悟して挑みましょう。

6.バイトの紹介

レンドア・ラッカランでは、錬金職人向けに、皮の手袋★1品、あるいは、皮の靴★1品が、150Gで店売りされます。
また、皮のズボン★1品は300Gです。
裁縫職人なら誰でも分かると思いますが、この3つは、けものの皮1個で作れるものです。
 
更に、皮のぼうし★1品と皮のよろい★1品は450Gで売られてます。
この2つは、けものの皮1個+麻の糸1個で作れるものです。
 
そりゃ、裁縫職人が作ってバザーに出せば、利益も出るわな。
 
錬金職人が、毎日のギルド依頼をこなす為に買っていくから、需要はほぼ無限大。
いつでも、何人がやっても、確実に黒字になるお仕事です。
 
僅かな経験値にしかならないので、レベルがあがってくるとオススメできない部分もありますが、裁縫レベルが低くても参加できますので、バイト感覚で試してみましょう。

最後に

誰ですか、「ドラクエ10 職人 裁縫簡単すぎる」なんてワードで検索して、このBlogに来てる人。
それ、容易に再チャレンジできるだけの莫大な財産を持ってる人か、Lv28装備までしか作ってない人のことですよ、多分。
 
よその工房の事は知りませんが、裁縫Lv60装備なんか作ろうとすると、1セットの材料が時価20万Gとか、恐ろしい世界が裁縫です。
 
しかも、裁縫製品は、★3が出来たとしても、所詮は予選突破レベル。
次工程の錬金職人が上手くやって、初めて本戦勝ち抜きとなって、エンドユーザーの手に渡るんです。
予選敗退や、本戦敗退で、大金注ぎ込んでガラクタを作ることも珍しくないのが職人です。
 
それでも。
 
高レベル品の★3が完成した時は、「私って天才なんじゃね?!」と浮かれるぐらい嬉しいのも裁縫です。
(注:ギャンブル中毒の気があるので、同じような高揚感を感じたことのある方は気をつけてください)
 
この文書が、未来の裁縫職人の為の一助になれば幸いです。