神話創世RPG アマデウス 自作シナリオ「伊予之二名島(いよのふたなのしま) 死に瀕するに辺り」

最初に

このシナリオは、私が習作の為に作ったシナリオであり、基本構造はルールブック冒頭のリプレイのパクリです。
ただ、テストプレイ1回・コンベンションで2回のプレイをした経験からバランスを調整しており、初GMの人がマスタリングするのに、指針になるのではないかと思い、公開します。
なお、セッション中にリプレイのパクリとは勘付かれた試しはなく、プレイヤーの方から、セッション後にルールブックのリプレイを読んでもネタバレになることはなかった、と言われてます。凄いね、アマデウス

概要

所要時間:キャラ作成2時間、プレイ4時間程度
 
対象PL:アマデウス初プレイのプレイヤーを想定
対象PC:Lv1 x4人(固定)。親神・背景の制限なし
 
今回予告:PC4人の予言を読み上げてください。
 
各PCの予言:資料参照。
 

  • GMは、このゲームの遊び方の指針として「各PCは自分の真実を公開するできるよう、努力して下さい」と説明すること。

 

  • GMは、PLが予言を選択する前に、このシナリオの傾向として、「PC1にはPC1らしい重責がかかるので注意して下さい」「PC2はトリガーが厳しいので、それとなくみんなに何をして欲しいか、ほのめかしてください」と言っておくこと。

導入フェイズ

  • PC1→4の順に進め、PC4の導入フェイズに、4人を万魔殿に集合させること。カカオの説明もここで。また、PC4の導入フェイズ中に、伊予之二名島とは、日本列島の中で淡路島に次いで作られた島、「四国」を意味することを説明すること。

 

  • 今回のシナリオでは、各PLがそれぞれの真実を読むのは、各自の導入フェイズの描写が終わってからの方が望ましい。

 

  • PC1の補足:シーンの終わりに竜崎汐理の資料を提示すること。竜崎汐理は、高熱による身体のだるさにも関わらず、PC達が病室に入ってくると体を起こして出迎える。そういう子。

 

  • PC4の補足:シーンの終わりに怪物の予言を提示すること。

冒険フェイズ:第一サイクル

  • GMは、このゲームの指針として、PLが目的の為に、ただダイスを振るだけにならないよう注意すること。PLがダイスを振る前にシーンを描写し、また、ダイスを振った結果について解釈・描写すること。
  • とはいえ、ぶっちゃけ、PLが独り芝居してくれるようなら、GMは口を挟む必要はない。

 

  • 第一サイクル中は、GMはPLがダイスを振る前に「親神の」の使用/未使用を確認すること。ダイスを振った後、職業や協力者で達成値を増やせることを示唆すること。

 

  • 交流で成功して、NPCの想いを得るのと、PCが想いをよせるのではどちらがいいのか、とPCが判断に迷ったときは、「ゲーム的には、PCの振るダイスに修正を加えたいか、NPCの振るダイスの目に修正を加えたいかの差」と言ってしまってよい。この助言は、PC1の真実に強く関わるので、どこかで説明しておくべき。

 

  • 第一サイクルで4人が行動済になったら、中間戦闘を発生させること。竜崎の病院周辺を舞台にするのがよい。
  • 中間戦闘は、怪物の影との戦闘になる。ルールを説明すること。
  • このタイミングで術式に対して妨害を考えるのは、極めてリスキーであることを説明すること。
  • 怪物のデータ:「怪物の影」/「人々」「群衆」厭戦

 

  • 戦闘終了すると、第一サイクルは終了する。竜崎が死亡したら、GMは親神への嘆願のルールを紹介すること。

 

  • 時間があるならば、ここで小休止を取り、「今のタイミングで、ギフトを取り直してもいいよ」とプレイヤーに提案するといいだろう。最初の冒険で、こんなギフトを取るんじゃなかった、と感じてしまうのは、プレイヤーへのストレスだから。

冒険フェイズ:第二サイクル

  • PC3の真実が公開されると、親亀(人が乗れる大きさ)、子亀、孫亀、曾孫亀(ビート板なみの大きさ)がやってくる。いわゆる竜宮城へ、「危険な旅」を実施すること。
  • 試練表は、海に関連するものへ適当にアレンジすること。

 

 

  • PC4の真実が明らかになったら、「怪物の名前」の予言をPC4に渡すこと。

決戦フェイズ

  • リュウグウノツカイに捕まって、マリアナ海溝へ。「危険な旅」を実施すること。判定に失敗したら、試練表は振らず、一律、どこかの機雷海域を突破する羽目になり、霊力の判定に失敗したら、1D6ダメージ、というものにすること。

 

  • マリアナ海溝に辿り着いても、太陽の届かない深海の為、怪物の名前を呼ばないと怪物を見つけることが出来ない、と説明すること。

 

  • 怪物を「リヴァイアサン」とPCが呼んだなら、「我はそんな俗な名前ではない」「名前は言霊であり、真名は力を与えるものと心得よ」「我が名は、レヴィアタンレヴィアタンこそ、我が真の名である!」と名乗りをあげよ。
  • もし、PC達が「レヴィアたん」とか言い出したら、「、、、なぜだろう。霊力が弱まった気がする」と描写せよ

 

  • 奮起の処理の後、戦闘となる。
  • 怪物のデータ:「怪物の影」/「突撃」「のみこみ」「吠え声」「なぎはらい」

 

  • 戦闘中、誰かが死亡したら、GMは親神への嘆願のルールを紹介すること。

終幕フェイズ

  • PC4→1と締めるのがいいと思われる。