この世界の片隅に

ようやく遠出をしなくても見ることが出来る映画館にフィルムがやってきたので、観に行く。
 
うん。
なるほど。
 
これは。
なんだろう。
 
正直、メインテーマを捉え損ねている気配がしないでもないというか、そもそも、メインテーマってあったのだろうか、と疑問に思うというか。
得体のしれないものを観てきた感覚はある。
 
あえて、感想を言うなら、残酷、だろうか。
笑おうが泣こうが、生きている限り、次の日の朝はやってくる。
それは全ての人に平等で。
公平で平等なんだけど、それこそが、公平でも平等でもない。
 
これ、私は「残酷」と表現したけど、逆に「しぶとさ」と表現することも出来ると思う。
「生きてさえいれば、次がある」というのは、希望でもある訳で。
 
 
この映画、他人に勧めるかと言えば、私には「何が面白いのか」を説明することが出来ないので、勧めることは出来ないのだけれど。
近くに上映館があるなら、是非、足を運んでほしい、という気持ちはある。