MiAUと自浄作用

ダウンロード違法化を阻止しようと、パブリックコメントを出そう、という運動は続いてますが。
著作権非親告罪化と違って、ダウンロード違法化の話は、法律化されようが、されまいが、「情を知って」なんてあいまいな文言を残してるようでは、「悪意ある者」には通用しない訳で。

また、MiAUとしても「法律的には、送信化権の侵害だけで違法ダウンロードは根絶できる」と言ってるんだから、何とか、違法アップローダーを官憲に突き出すとともに、ユーザー側にも閲覧・ダウンロードをしない、というモラルを求める必要があると考える。
これは、MiAUが先頭に立ってやらなきゃなんなくて。こういう自浄作用が働くとこを見せないと、MiAUの善意は、悪意によって利用されちゃうだけ……そして、遅かれ早かれ、悪意を薙ぎ払われる時にMiAUも巻き添いにされてしまうだろう。
 
とりあえず、違法コンテンツをUPする人を「神」だなんだと賞賛しているようでは、話にならない。
「違法コンテンツが削除されるまでに、如何にしてダウンロードできるかが勝負」なんてことを競っていては、やはり、複製権侵害と後ろ指さされて仕方ない。
じゃ、どうやって自浄作用を見せるかと言うと……たとえば、ユーザー1人1人が、違法コンテンツを見かけたら、即、告訴が出来るような体制を構築するとか……って、これこそ、著作権非親告罪化なんだよね(笑)。
 
ロボット検索サイトのようなクローリング、アップロードプロテクトのようなハイテク技術の導入しかないのかなぁ。
クローリングは時間かかるし、プロテクトはいずれ破られるものなので……悪意に対抗するには、結局、善意しかないと思うんだけど。
「うp主は神」とか言ってる潜在的な悪意に晒されると、善意は弱かろうなぁ。
 
以下、著作権からはちとズレる。
性犯罪と著作権侵害をごっちゃにしちゃいけないとは、重々承知してるんだけどー。
女性100人を強姦、わいせつ  家電販売の男(産経ニュース)
【法廷から】ひどすぎるAV撮影 (産経ニュース)
【法廷から】集団痴漢裁判−真相は闇の中 (産経ニュース)
こういう性犯罪見ると「主犯は死刑、共犯も有罪、AV等も単純所持だけで有罪」にしていいんじゃないか、と割と本気で感じてしまうんで。
……冤罪事件があるのを、百も承知でね。
AVの購入者を「情を知って購入した場合のみ違法」とか「中身が違法かどうかは買ってみないと分からない」とか言って保護してると、何も解決しない気がするのよね。
 
この辺のダブルスタンダードというか、矛盾っぷりが、どうも引っかかってねぇ。