争いの種は尽きまじ

時々、ネットワークの住人に対して、とんちんかんな喧嘩を吹っ掛けると噂の、池田信夫氏のBlogから。
 
ネット規制を競う自民・民主・総務省池田信夫 blog)

民主党はきのう、「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」を了承し、今国会に提出する方針を決めた。民主党の法案なんてだれも関心を持たないだろうが、これは先日の自民党ネット規制法案とほとんど同じ内容だ。つまり民主党案が出ると自民党案も出され、両党の協議でネット規制法が、今国会で成立する可能性が高い。

さらに。
以前、著作権関連で、権利者側に思い切って偏った記事を書いてた、岸博幸氏の記事。
ネット規制に見る日英のちがい・成長産業を抹殺する自民案(IT-Plus)

つまり、日本の政治は、ネットをメディアや産業として成長させることよりも青少年保護の方が重要であると宣言しているのだ。青少年保護のためには自主規制などほかに政策手段が存在するにも関わらず、ネットに対する弊害が最も大きい手段を選んでいるのだから、そう判断せざるを得ない。

 
やれやれ、来たか……ん?
 
有害サイトの法規制は是か非か 自民党真っ二つ(アサヒコム)

民主党も対策を検討している。民主党の19日の会合に出席したソフトバンク孫正義社長は、「特定の組織が検閲するのは恐ろしいこと。行き過ぎた規制強化は危険」と述べた。

そうだよなぁ。
民主党は反対の立場だったような気がするんだよなぁ。
 
携帯フィルタリングの提供義務化 民主が法案骨子(アサヒコム)

民主党は2日、インターネット上の出会い系や自殺など有害サイト対策の法案骨子をまとめた。18歳未満の子どもが使う携帯電話には、有害サイト閲覧を制限する「フィルタリング」の提供を義務づけることが柱。今国会に議員立法で提出を目指す。
有害情報の定義は「性または暴力に関する情報で、人の尊厳を著しく害するもの」などとし、有害性の審査をどこがするかは言及していない。審査は携帯会社やプロバイダー(ネット接続事業者)など業界団体が近く創設する第三者機関に任せる方針だ。

三者機関って何さ。
なにこの、体のいい、情報統制は。
 
調べてみると、もともと、民主党も変なこと言ってたな。
 
有害サイトの削除を義務付け・民主が独自法案日本経済新聞

民主党は18歳未満の若年者が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、インターネット上の違法・有害サイトの削除をプロバイダーなどに義務付ける法案の国会提出に向け、党内調整を始めた。自殺勧誘や、児童買春の温床とされる出会い系や児童ポルノなどに簡単にアクセスできないようにする狙い。与党との共同提出も視野に入れており、今月召集の通常国会での成立を目指す。
検討中の法案では、サイト開設者やプロバイダーは違法情報を発見し次第、削除しなくてはならないと規定。違法かどうか明確でなくとも、有害な恐れがある場合は児童が閲覧できなくなるような措置を講じるよう義務付ける。罰則を設けることも視野に入れる。

MIAUで何ができるのだろう…。