逆転裁判4

4月15日 午前11時
 
とりあえず、解いた。
Blog更新が停止してたのも、こいつのせいなんで、感想とか紹介とか書いておきます。
 
 
総括:面白くなかったら、睡眠時間削ってまで、やんない
 
 
アドベンチャーゲームなので、ここで「見えてない」と、かちんと止まる、ってのは、「やむなし」としましょう。
特に、コマンド式だから総当りで入力してればいつか解けるんだろ、というのは大間違い。今回、法廷パートで、かなりキツいシーンがあって、「話の流れを読むにココがアヤしい。重点チェック!」とやってても、なお見逃し兼ねないポイントがあるので、なかなか難しい。
 
シリーズ特有の問題、「証拠をつきつけろ」という点で「A・B、どっちの証拠でもそういう結論に成るのに、Aだけが正解?」というのも、依然健在(だいぶ減ったように感じるし、ノーペナルティで見逃してくれるところもある)。
また、推理モノ特有の、登場人物が分かってないけどプレイヤーは分かってる(逆もアリ)というのも、依然健在で、感情移入度は低いかもしれない
 
けど、謎が謎を呼んで先が気になる探索パートと。
どんな展開に成るんだろう、どんな逆転があるんだろうと先が気になる法廷パートと……プレイスタイルが違うのに、先が気になる点が変わらない。この辺も依然健在。
私、ろくろく寝てないわ。おかげで。
 
シリーズ 4作目だけど、基本的に、登場人物、総とっかえ。
シリーズの1〜3の主人公が、成歩堂龍一で、何か変な勾玉持って歩いてる、っての知ってれば、1〜3を無視して4からプレイしてもOK。
逆に、NDS版の1作目「蘇る逆転」の追加シナリオで出てくるキャラが2人ほどいるので、GBAの3作だけでは不足、と言えるかもしんない……まぁ、この辺、ばっさり、誰それ、と流してもよろしい。
登場人物変更で、ネタ的に「霊媒」とか「死霊」とかはなくなりました。この辺、鼻についていた人には、是非やってもらいたいです。
 
で、ネタバレしないように感想言うと。
1章……チュートリアルステージでありながら、二重の意味で作りこまれてる。
一つ目は、成歩堂龍一のキレっぷりに感心してシナリオを進める。
二つ目は、ゲームクリアした後、成歩堂龍一のキレっぷりに感心してシナリオをやりなおす。
 
2章は、よくも、こんなスタートから、こんな結末に辿りつくんだ、と感心。
……あの弾痕は変じゃない?
 
3章は、「何だよ霊媒がなくなったら、次はこれかよ」と思ってたら……あれよあれよと。
終わってみると、「犯人、リスク高いことしてるなぁ」とか、「目撃者、って?」とか、色々疑問が残るのも、この章。
 
4章は、見事。
今までの「真犯人を問い詰める証拠がなかったら、犯人は被告」という……他者には「疑わしきは罰せず」の態度をとっているのに、被告の対してだけは「疑わしきは罰す」の姿勢をとっていた「逆転裁判」システムへの反論。
また、法廷モノとして、リアルで実際に大詰めを迎えている「制度」についてゲームに組み込んだのも素晴らしいかな、と……今後のシリーズ、やってけるんかな、これ。*1
ただ、ちょっと、今回の主人公「王泥喜」の視点じゃないシーンが、変な劇中劇になってたのは、減点かなぁ。
なんにしても、「逆転裁判は、最終章が本章、それまでプロローグ」と思わせるほどの内容で、満足しました。
 
総じて。
「新章開廷」のアオリは伊達じゃないと思いました。
充分に満足できるゲームでした。

*1:逆転裁判の世界では、「序審法廷」という、最大三日で判決を出す高速裁判制度が存在して、ゲームの舞台はこの序審法廷で進行する。ここで有罪になると、高等裁判所にて通常裁判による二審が開廷されるみたいだけど……そこが描かれたことはない