環境保護団体は「取材」という言葉を知らないらしい

グリーンピース、任天堂に「有害物質使用」で最低評価

国際環境団体のグリーンピースは27日、電化製品を製造する各国のメーカーについて、製品に含まれる有害物質についての評価ランキングを発表、世界中で売れ行きが好調な家庭用ゲーム機器「Wii」を発売した任天堂が「0点」で最低評価だった。

ほー。
けど、任天堂が、そんなずさんな環境問題対策やってるとは、とても思えないんだけどなぁ?
鉛フリーハンダに移行できないどころか、規制がなければ何でもOK、規制があってもバレなきゃOK……の中国メーカーじゃないんだから。
グリーンピースに対する献金額の問題か?」とか、後で調べてみようと放り出していたんですが、そうしてるうちに、追加情報。
 
ずさん極まりない環境保護ランキングの裏側CNET Japan/吉澤準特)

「0点」「史上最低スコア」というキャッチコピーだけを見れば、誰しもが任天堂は環境配慮をまったくしていない非エコ企業なのかと思ってしまうと思いますが、実際のところは違います。
社内では積極的なリサイクルを推進していますし、製品に対しても、梱包材の再利用や禁止物質(水銀・鉛など)の排除、プラスチック利用の制限というように、一般的な取り組みは十分に行っています。

うんうん。
日本の普通のメーカーなら、欧米に出荷する為に、最低限、クリアしてるはずの内容よね。

これは推測ですが、一般に発表している内容以外についても、工場内部レベルでの環境保護や人体に有害な物質の非利用を推進していることは、任天堂クラスの企業では当然のように行われているはず。
しかし、そういった情報を外部に発表することを怠っていたために、このような不名誉な結果になってしまったのだと思います。
実際のところ、このような情報は直接企業の広報に問い合わせれば、喜んで色々と教えてくれるはずですが、先のグリーンピースはそんなことは一切行わず、ただWeb上に公開されている情報をだけを元にして、大々的に環境保護ランキングというものを公開しています
正直、子供のお使いと同じレベルです。
このランキングの製作者は、ググれば何でも出てくるとでも思っているのでしょうか。社会的に影響力のある企業は、自らの発言に責任を持って頂きたい。

なんだこれは。