神武オンライン

私の趣味に、テーブルトークRPGというのがあります。
オフラインのテーブルゲームの一種で、ゲームマスターとプレイヤー数人が集まって、楽しむゲームです。
今は、オンラインゲームを例えにすると分かりやすい遊びかな? ゲームマスター役の人は、プレイヤーにクリアしてもらうクエストを作ってきます。プレイヤーは自分のキャラを動かして、そのクエストをクリアしていきます。
参加者の間にコンピュータがある訳じゃないので、ゲームマスターは言葉で状況を描写します。プレイヤー間も会話によって、「私はこうする」「トラップを外したら飛び込んで」「今はいがみあってる場合じゃない。共通の敵を叩こう」とか話を進めていきます。
この辺、「即興演劇」や「名場面の再現・構築」という面白みがあって、ゲームマスターの作ってきたシナリオに乗っかりつつも、場面ごとのPC間の(幾分芝居がかった)やりとりを楽しむのが主要な楽しみ方だったりします。
マスターからクエストはモチベーションを維持するためのもので、会話やクエストをクリアしていく過程を楽しみましょう、というものです。
 
テーブルトークRPGは様々なシステムがあります。
舞台の違いから語るならば、典型的なソード&マジックだけではなく、SF、現代もの、近未来もの、ロボットもの、ホラーものなどもあります。
また、PCの死にやすさ、PCの人間離れ度合い、演出したいシーン・・・などの違いが、システムに組み込まれていて、プレイ感覚が全く異なるものもあります。
 
で、先日。
扶桑武侠傳というシステムが発売されました。
これは、「扶桑武侠演義」という江戸時代(南総里見八犬伝より10年ほど前)に日本人の手によって書かれた中華ファンタジーとでもいうべき物語をベースに作られたTRPGシステムです。
てっとり早く言うと、舞台イメージは小説で言うなら「水滸伝」。映画で言うなら、「HERO」や「LOVERS」。戦闘シーンから説明するなら、ワイヤーアクションばりばりで、剣客達が水の上を走ったり、一翔けするや30mぐらい滑空したり、というファンタジーな世界観になってます。
「扶桑」の世界自体は、日本によく似た列島を舞台にしており、東に大東京、西に飛鳥京と二つの朝廷を抱える不穏な時代を背景世界に持ちます。
 
新しもの好きな私は、早速ルールブックを手に入れ、武侠の世界の解説を興味深く読んでいたのですが。
 
青さんが、BLOGで「神武オンライン」って奴のダウンロードを頑張ってる、とか話している。
はて。武侠ものって流行なんだろうか。
 
見た感じ、レベル制のゲームだし、製作はどうも中国の人っぽいんだけど。
・・・ちょうど、そういう世界観に頭が侵されていた頃だったので、興味がそそられた。
 
中国製作のゲームと言うと、どうしてもRMTの影がちらついてしまうが、例えRMTが吹き荒れるゲームでも、のめりこまなきゃ気にならないんじゃないかな、と。
 
とりあえず、クライアントをダウンロード。
Update.exeを起動して、パッチもインストール。
CREMOのIDも取得して、と。あー、「Sigma」のニックネームは取れなかったか。やむなし。
 
さて、オープンベータ開始を待ちますか。