ここがダメだろ、ベルアイル

さて、ダメだししてみよう。
 
統括的に言うと、「開発が仕様を理解できてない」。「社内テストが貧弱」とも言う。
技術力が低い、とは言わなくて。「やりたいこと」と「やってること」が往々に食い違うという意味で。
 
具体例を言うと、たとえば、AGI型の急激な弱体化。
フラームの敵の攻撃が避けれるのは問題、ってとこで、慌ててUpdateされたみたいだけど。AGI100・防御スキル60そこそこ・獣のリベット装備・・・と仮定して、それでアフラームにどれだけ通用するのか、ってのをテストしなかったのか?
ベルアイルは、継承ごとにステータスやスキルが上限を突破できる仕様のはず。第一世代のうちに、どれだけの戦闘力になるのか検討していなかったのか?
すると、第二世代以降の戦闘力計算もやっていないんじゃないか、と疑ってしまう。
 
最終のデモニカ戦についても。
なぜ、三国同時襲撃をしなかったのか。技術的に出来ないのか。
せめて、瞬間移動・時空門を封じて、他国からの援軍をさえぎるべきではなかったのか、と。
前日にGM挨拶という事前確認をやっておいたところを見ると「サーバー落ちは元より覚悟」というものではなかったはずだ。
そもそも、最初に流れたアナウンス「晩春の7日」という表現を見ると・・・イベント担当が、きっちり準備できていなかったんじゃいなか、と疑う。
 
更に、先日話した、ミーレンのクエスト。
エスト進行中のパーティと、その他の人を区別しなかったら、どうなるかは明白のはず。
「ソロでのクリアは封じたい」というのなら、もっと手があるんじゃなかろうか。
ぶっちゃけ、クエストに関しては遥かにノウハウを積みあげているEQ2を参考にすべきだったのではないか?
 
そもそも、貧弱な社内テストを思い出せるのは、新クローズドβのワゴンバグ。
旧βからの不具合が、なぜ未だに修正されていなかったのか。
 
仕様が理解できない、という話なら、スタミナ減少のペナルティが全くなくなった。これは「食料はBuffの為のものです」、という開発からの宣言か? いっそのこと、スタミナゲージ、いらないんじゃないか?
 
ついでに言うと、開発の方向性も変。
ほとんどの人が望んでいない、カエル帽子やガーディアンを前面に押し出す営業を見ると、どこに力を入れていくのだろう、と首を捻る。
既に現行の最終ダンジョン アフラームの探索を行っているパーティは数多いが、どこを拡張していくのだろうか。
第二世代が6歳に到達するまでのリアル一ヶ月、あるいは、第二世代が成人するまでの5ヶ月強の間に、どんな遊び場を提供してくれるのか。遊び場がなければ、遊び方の工夫なんて、出来ないんだが。
確かに、オーク砦や巨人の門など、謎のオブジェはオープンβ中にもあちこちに存在した。リザーズエッグの奥エリアなど、まだまだ何かある気配はある・・・が、それは正式サービスで本当に実装されるのか? どの程度まで成長したキャラを対象にするのか?
第一世代の人類の限界は、献上の頭打ち、ステータス100の到達によって、そろそろ見え始めている。そのキャラ達でも攻略困難な遊び場とはどんな場所か。「攻撃力と命中力とHPを跳ね上げたMobを置いとけばOK」などと考えていないか? 人類の限界を超えるような攻撃力はあっても無駄なんだが、分かっているのか?
 
課金するか否か、という選択が目前に迫っています。
旧βにログインされる度に表示されていた「今を生きる」という言葉に従い。
過去にこだわらず、未来に期待せず。
「今のベルアイル」を見て、課金に値するか、考えましょう。
 
とりあえず、自動更新チケットの購入は、あまりにも安易だと思います、私は。