あの人でも死ぬ

プロレスの三沢光晴さん、リングで頭強打し死亡(読売新聞)

13日午後8時45分頃、広島市中区広島県立総合体育館グリーンアリーナで、プロレス団体「プロレスリング・ノア」の試合中、ノアの社長でプロレスラーの三沢光晴さん(46)が相手選手に投げられ、頭部を強打した。
三沢さんは救急車で広島大病院(広島市南区)に運ばれたが、午後10時10分、死亡が確認された。県警広島中央署は関係者から事情を聞いている。
大会関係者によると、三沢さんはこの日開かれた「サザンナビ09」広島大会のメーンイベントのGHCタッグ選手権に出場。試合開始から約30分後、後方から抱え上げて、反り返るようにして投げるバックドロップをかけられ、リングで頭を強打し、意識を失ったという。
試合を観戦した人によると、意識不明になった三沢さんに、リング上で自動体外式除細動器(AED)による蘇生(そせい)措置が施された。約2300人の観客からは「三沢コール」が起こったが、意識は回復せず、救急隊員が三沢さんを担架で運んだという。
試合を観戦していた広島市西区の会社員の男性(27)は「これまで三沢選手に何度も勇気づけられた。まさかこんなことになるなんて」とショックを受けていた。
三沢さんはレスリングの名門として知られる栃木県の足利工大付属高校出身。全日本プロレスで2代目タイガーマスクとして人気を集めた。その後、全日本プロレスから脱退、2000年8月にプロレス団体「ノア」を設立し、自ら中心選手として活躍してきた。
プロレスの試合中の事故では、00年に当時27歳の男子レスラーが脳内出血で亡くなり、1997年と99年には女子レスラーがいずれも頭を強打して死亡。昨年10月には、当時25歳の男性会社員がプロレスの練習中に首の骨を折って死亡した。
(2009年6月14日00時55分 読売新聞)

受身の大切さを理解し、受身の上手い三沢ですら……バックドロップなんて、ありふれた技で。
 
合掌。