続編……だと?

JGC2009:新作発表会、いただきもの(黒い森の祠)

・ブルーローズ:ネクサス
すでに紹介した通り、2002年に発表した現代トレジャー・ハンター物「ブルーローズ」の最新バージョンで、現代ガンアクションRPG「GUNDOG ZERO」とのコラボで、DRを採用します。クラスやアーツは大きく異なりますが、基本システムはほぼコンパチで、Gundogとの相互乗り入れが可能な形になります。
より派手でワールドワイドで、かつ、ドラマチックなアクション活劇を提供します。
年末発売予定で鋭意制作中。

知らなかった。
作ってたのか。
 
ブルーローズの続編! 
……と言っても、TRPGを知らない人は勿論、TRPGを知ってる人でも知らない人ばっかりという、マイナーなシステムですが。
にも言ったとおり、私が大好きなシステムです。

元々はインディ・ジョーンズや、スプリガンのような、秘境探検・オーパーツ争奪・古代遺跡封印などがテーマのゲームなんですが。
 
先日は、巨大な遮光器土偶を出して、両手を切り離して有線でコントロールして指からレーザーをばらまかせ、本体はエネルギージェネレーターを背中に背負わせてホバリング移動する、という古代から「足は飾りです。えらい人にはそれが分からんのです」と豪語する人がいたんだろうなぁ、という「オーパーツ」を出しました。
南極に、「歩く城」を探しに行って貰ったこともあります。
隕石が降ってくるのに対抗して、地表から岩石を打ち上げて迎撃する「メテオスシステム」という古代遺跡に向かってもらったこともあります。
アレクサンドリアの大図書館に忍び込んで、スケルトンの部隊と喧嘩してもらったこともあります。
巨大な宇宙人に対して、足からよじ登ってもらって、脳天のコアを破壊してもらった(当然、巨人は這い登って来るPCを振り落とそうとするが腕力で耐える)こともあります。
 
あらゆる、好き放題な思いつきのシナリオを用意しといて「オーパーツだから仕方がない」で済んでしまう、並みのファンタジーより、よっぽどファンタジーな世界が許される「ブルーローズ」が大好きです。
 
ブルーローズの冒頭にこうあります。
「途方もない ほら話は 好きですか?」
えぇ、もぉ、大好きですとも。
プレイヤー達の「はっはっは。マスター、こんなの出してきて、俺たちにどうしろって言うんだい?」っていう苦笑いと、「なるほど、確かにそうすれば止まるな、って、そんな無茶苦茶させるのかよ! いいさ、やってやるさ!」という開き直った顔も、大好きです。

……いやー。時代が分かるなぁ。
ハウルとか、メテオスとか、ハムナプトラとか、ワンダとかの時代なんだなぁ。
何やっても「オーパーツだから」「理論・理屈は置いといて、目の前にこういうのが現れている。それが現実」と出来るシステムなんで、マスターとしては、すげー楽しいです。
 
石仮面を取りに行って貰った事もあるかな。
昨年のKGW*1では、光学迷彩を装備したサイボーグと、アトランティスの美少女聖戦士(「Yes!」)と戦いながら、黄金のケンタウロスの鎧のパーツを集めて貰いました……ほら、どんなゲームのシナリオよりファンタジックだ。
 
さて、そのシステムが、9年の時を経て改版です。
カウンターテロや西部劇の再現を目的に構成したガンドッグゼロのシステムに乗っかってるというのも、ルール的には如何なものかと首をひねっていた旧システムの欠点を塞いでるし。
背景世界的にも、ゾディアックに裏切りメンバーがいるわ、全く変わってないのもいるわで、単純に約10年の科学技術・国際情勢進歩を適用するだけでも楽しめます。
いや、前作って、まだ北朝鮮がミサイルだ何だと言ってなかった時代、イラク戦争が始まる前に出版されたものだしね。
 
てことで、すげー楽しみです。
年末発売ということなので、来年は、これやってると思います。
 

*1:香川で行われる四国4県+岡山のTRPGサークルのGMが参加する四国最大のTRPGコンベンション。今年は9/21開催で私もGM参加予定