Civ5 すばらしきこの世界

寝不足です。
 
去年の「Gods & Kings」に引き続き、「Brave New World」って拡張パックが出たので。
標準難易度で文化勝利クリアで一周してみた。
 
 
うん、知ってた。
これ、やりだすと、「あと数ターン」「あと1ターンだけ」って、止まらなくなるんだ……。
 
 
「Gods & Kings」で、宗教とスパイという要素が加わっていたのですが。
「Brave New World」では、交易路と世界議会、観光という要素が加わりました。
 
交易路ってのは、商隊・貨物船というユニットを作って、他国や都市国家と交易する新ルール。
で、宗教や技術の伝播も発生するけど、なにより、お金が継続的に入るのが大きくて。
どうも、他の手段での収入が制限されてるのか、早期に交易を始めないと経済死が待っているぐらい、お金が入らないバランスになってる気配があります。
 
ところで、「Gods & Kings」で導入されてた宗教ですが。
教義を「信奉する人口に従い宗教点が貰える」って奴にして、伝道師や預言者を作って布教を頑張ると、よその国にも伝播して、更に宗教点が入り、更に伝道師や預言者が作れることになって、終盤では、大量の宗教点を背景に、大技術者のような「偉人」を量産できるという、とんでもない要素……っていう、ここまでは、追加なし。
 
で、今回、文化勝利の条件が変わってて。
文化ツリー5個達成って話はなくなって。観光点ってのを累積させて、他国の文化点累積を全て超えろ、というものになってます。
観光点を増やすには、芸術家や音楽家といった「偉人」を誕生させて「傑作」を作るのが早道。
技術「考古学」を習得したら、ユニット「考古学者」を作って、発掘作業して「遺産」を掘り出してくると、これも観光点(+文化点)につながる。
ただ、「考古学」を習得しただけでは発掘場所が少ないので、文化ツリー「探索」を制覇して、発掘場所を倍増させておくのは、文化勝利の必須事項だと思います。
 
さて、観光点を累積させるには、元値を増やすのも重要ですが。
「相手国に自国の宗教を浸透させる」「相手国にスパイを『スパイ』ではなく『外交官』として送り込む」「相手国に交易路を開設する」「外交で国境開放を行う」「文化ツリーの思想(前からあった、独裁・自由・共産の3種のこと)を揃える」などの条件を整えると、観光点の効果が25%ずつ増えます。
 
要するに、文化点を大量に蓄えている相手であっても、積極外交を仕掛けることで、観光点の蓄積を跳ね上げることが出来るってことで、宗教の伝播や交易路の設置がここに効いてきます。
 
宗教点を溜めてれば、大技術者を宗教点で買って(これをするにも文化ツリーの制覇が必要だけど)、観光点の増加に繋がる世界遺産を1ターンで生産するとかも出来ますから。
結果、今回のプレイでは、観光点を増やせ増やせ、文化点も増やせ増やせ、宗教点も増やせ増やせと頑張ってて、新ルールでの文化勝利を狙って、ついに12時間弱のプレイで勝利しました。
まだ、技術ツリーは情報時代に入っておらず、戦闘ユニットとしては第一次大戦時代の戦力が主力だったので、割と早い決着だったように思います。
 
その過程で、神道世界宗教の座につけました。
世界宗教、というのは世界会議で定めることが出来る新要素でして。
今までの外交勝利の為の最終決戦の場でしかなかった国連を、もっと早期から「世界会議」として開催して、もっと色んな議決を話し合おうじゃないか、というものです。
おっそろしいのは、「この国とは交易路を設置してはいけません」とか「世界的に都市国家とは交易路を設置してはいけません」という経済制裁項目も議決できる。
対大国という意味では、更に、「軍事ユニットの維持費25%up」とか「核兵器の追加生産禁止」とかも決議できる。
冒頭で言ったけど、交易路を使ってお金が入らないと、軍事ユニットの維持どころか、都市の改善施設の維持もままならない。
ていうか、そうでなくても、交易路を設置できないのは、観光点の蓄積を目指す我が国としては邪魔だった。
 
議決って言うんだから、多数決で決まるんですが。
「議長国は大目に票を持ってる」「都市国家の票は同盟国が持ってる」「世界宗教や世界思想に沿っている国は票が増える」ってルールになってます。
議決権を得る為にも、今まで以上に、都市国家の同盟国の座を奪い合うことになります。
ちなみに、都市国家ではなく、他国に外交官を送り込んでいると、資源を差し出すから議決に協力してくれ、というような外交も仕掛けることが出来ます。
 
今回、神道世界宗教にしたのは、票数を稼ぎたかったため。
おかげで、大量に文化点を溜めこんでいるカルタゴに対する交易禁止令を解除しました。
途中、なんだかんだで、都市国家の票も稼いだので、このまま、外交勝利にも突き進めそうな勢いにはなってました。
 
とはいえ、戦闘ユニットも抱えていました。
このゲーム、技術だ、外交だ、文化だと言ってられるのは、隣国の都市を2つぐらい奪い取ってから、というのもあり、戦闘ユニットの重要性は変わっていません。
戦闘ユニットを増やさずに内政を整えるのは、他国にとって「カモネギ」でしかなく、カラッカラになるまで絞られます。
そもそも、うっかり蛮族辺りに交易路の商隊を略奪されると、とんでもないロスが発生します。
交易ルートを守るためにも最低限の戦力は必用です。序盤の立ち上げの時期が、一番蛮族が多いこともあり、リスク最大の時期だったりします。
 
ただ、戦争勝利……全首都陥落を狙うには。
それなりのユニットを生産しなければならない。
都市が増えると低下する幸福値を支える為、それなりの施設を作らなければならない。
技術革新に努めにければならない。
幸福値だの生産能力だの追加戦闘力だのを得るために文化ツリーを進めなければならない……という従来の制限に加え。
 
軍事費を支えるために、交易をやらなくてはならない。
世界議会で、経済制裁や軍事費増税核兵器の生産禁止なんかを喰らわない為に、それなりの票数を集めてなければならない。
都市を増やすごとに、技術獲得にペナルティがかかるので、都市数を容易に増やすと痛い目にあう……と新たな縛りも増えました。
 
今回のプレイでも、戦争を仕掛けて都市攻略をやってると、「その都市をやるから、休戦しよう」と持ちかけてくることが3度ほどあり。
自分から停戦をもちかけず、相手が根をあげるまでは戦争継続した方がいいのかな、とも感じましたが。
それなりにペナルティもあるので、ほいほいと都市を貰うと、ひどい目にあいそうな気配もあります。
 
 
総じて。
技術・戦争・文化・外交・宗教が、更に高いレベルで相互作用を発生させており。
 
寝不足になるぐらい、面白いです。