りゅうたま

本日はTRPGの話。
 
りゅうたま

このゲームのプレイヤーはみな、「旅人」となって世界を旅をします。
 
りゅうたま』の世界では、年齢や身分、職業など関係なく、
ひとは一生に一度、必ず旅に出るのです。
 
ある日突然、「そうだ、旅に出よう!」と思い、本能的に旅立つ者もいれば、
旅の目的を明確に持ち、何かを目指して旅立つ者もいます。
 
旅の期間も人それぞれ。
1〜2年で旅の目的を達成し故郷へ帰る者が大半ですが、
中には何十年も旅をしている者もいます。
 
一生に一度しか出られない「旅」だからこそ、この世界の人々は、
自分の旅を出来る限り有意義に過ごそうとするのです。

……てことで、プレイヤーのクラスは、戦士とか魔法使いとかではなく、農民とか職人とか狩人とかです。
旅慣れている吟遊詩人がエースクラスだったりします。
 
一生に一度は、誰もが旅をする運命なので、旅に出ていない町の人も、路銀が尽きた旅人向けにバイトや依頼が用意しています。
冒険者なんて怪しい流れ者ではなくて、どっちかというと、お遍路さんや、お伊勢参りの人達という扱いです。
 
まぁ、そういう、いわゆる町の人なんで、シナリオも4系統あります。
GMは、自分の操るキャラクター「竜人」を宣言することで、あらかじめ、プレイヤーにシナリオの系統を示すことが求められます。

  • 冒険や探求、オーソドックスな物語を紡ぐ、緑竜。
  • 友情や恋愛、人間ドラマを紡ぐ、蒼竜。
  • 戦いや挑戦、ダンジョンアタックな物語を紡ぐ、紅竜。
  • 陰謀や悲劇、サスペンスな物語を紡ぐ黒竜

竜人」の目的は、物語を紡ぎ、世界を支えている竜に伝えること。竜の食べ物は、唯一、「物語」だけなのです。
だから、「物語」を紡ぐためにはねPC達を助けることもすれば、危険に誘うこともします、というのが「竜人」のスタンスです……GMそのまんまです。
 
 
で。
何の因果か、次の土曜日に、こいつのGMをやる羽目になった。
 
どういう話にするか、悩み中。
休日を挟まずに、いきなり土曜にプレイとか、何よ、この日程。
 
ぶっちゃけ、プレイヤーの「ゲームを楽しむ心」に頼る部分が多く、システムには加速装置も制御装置も不足気味なので、話が盛り上がらず、かつ、シナリオ崩壊もありうるので……マスターとして、どんな準備をすればいいのやら。
 
とりあえず、サンプルシナリオを分析するかなぁ……。